シワの目立つ、目のまわりのお手入れ

目のまわりの皮膚は、顔の中でも一番薄い部分です。

また、皮脂腺や汗腺の分布が最も少ないところです。

それに、目のまわりの筋肉(眼輪筋)は、眼球を支えて表情を作るなどかなり酷使しています。

だから、シワになりやすいのは当たり前なのです。

そこで、一生懸命にシワを伸ばすためにマッサージをするのですが、これがまた強くこすったりしてしまうと、シワどころかたるみまでできてしまうのです。

この部分はやさしく丁寧にするのが基本です。

アイメイクを落とすときも、ゴシゴシこすらずにメイクアップリムーバーやクレンジングでなじませて、溶かすように取り去ります。

もしもマッサージをするなら、指の腹で押す方法をおすすめします。

目のまわりにクリームや乳液をつけるときは、目尻のほうから、皮膚をたるませないように、指を滑らすようにして伸ばします。

皮膚が薄くてたるみやすい人は、こめかみあたりをもう片方の指先で押さえて、行いましょう。

それから、アイクリームのかわりにナイトクリームをたっぷりつ付る人がいますが、それはおすすめしません。

ナイトクリームをたっぷりと使うと、皮脂腺がふさがれて皮脂が排出されずにつまってしまい、白にきび状になることもあるからです。

やはり専用のアイクリームを使いましょう。

デリケートな部分なので、負担のかからないライトなクリームや美容液で、しかも潤いを充分に保てるような専用のものがおすすめです。

スチームタオル美容法は、いいことだらけ

スチームタオルを大いに活用すると、幅広く高い効果が望めます。どんな効果があるかというと…

①皮膚の温度を上げて、血行を促すことができる。
②角質を柔らかくして、老化角質を取れやすくする。
③毛穴を広げて、汚れを取れやすくする。
④毛穴を広げて、美容成分の浸透をよくする。
⑤気分を爽快にしてリフレッシュさせる。

マッサージをするのが面倒な場合は、洗顔後にスチームタオルを二~三分、顔の上にのせておくだけでも、ちょっとしたマッサージ効果が得られます。

④の美容成分の吸収を促したいときは、美容液やナイトクリームを顔に伸ばしてからスチームタオルをのせます。

五分くらいたったら、タオルをはずして、もう一度クリームや美容液を伸ばします。

そうすると、肌に必要な成分をより一層吸収します。

翌日には、いつも以上の肌の張りとつやがよみがえっているでしょう。

そして、精神的に疲れた日にはスチームタオルが心まで癒してくれます。

クレンジングやマッサージをしたあとに、スチームタオルを二~三分のせて深呼吸をしましょう。

体の中まで蒸気がいきわたり、気持ちまで潤ってきます。

スチームタオルは、作るのも簡単。

熱いお湯に浸して作ってもいいですが、水で濡らして軽く絞ったタオルを電子レンジで一分弱、チンすればOKです。

肌は温めたほうがいいの? 冷やしたほうがいいの?

肌は一般的には、温めたほうが血行も促されていいことが多いですね。

血行が悪く働きが鈍くなってきた肌には、温めてあげたほうがいいでしょう。

特に、夜のお手入れどきには血行を促すことで、新しい皮膚細胞作りが促進されます。

ただ、皮膚温度が高いままだと水分が蒸発してしまうので、そのままではいけません。

火照った肌は必ず鎮静することが必要です。

また、皮膚の生理機能には恒常性(ホメオスターシス)という、正常に戻そうとする働きがあるので、温めて血行がよくなり皮膚温が上がったら自然に下げようとします。

逆に、冷やされて皮膚温が下がると、血行を促して皮膚温を上げようとする働きがあります。この繰り返しが自然とお肌のエクササイズになるわけですね。

こうして、温めたり冷やしたりを繰り返すことによって、皮膚機能のエクササイズが行われるようになると、体の機能と同じように健康的な皮膚機能になります。

したがって、これをうまく活用するとお金がかからない特別な美容法になります。

たとえば、寒い冬には血行も悪くなるので皮膚温も下がります。

まず、温かいスチームタオルを二~三分顔にのせ、血行を促し皮膚温を上げます。

そのあと自然に皮膚温を下げるのもいいですが、皮膚の温度よりもやや低い冷温のタオル(ひんやり冷たいと感じるくらい)で皮膚温を下げると、生理機能の働きで皮膚温を上げようとするので血行がさらによくなります。

夏の火照った肌は、まず冷たいタオルで五分くらいゆっくりと鎮静化します。

そしてそのままにすると、かえって肌は火照りを感じてしまうので、皮膚温と同じくらいのぬるま湯につけたタオルを顔に置き、平常温度に戻します。

こうすれば、皮膚の生理機能を活用したエクササイズができます。