紫外線ケアはもっとも効果のある老化予防

簡単に取り組むことができて、もっとも効果のあるお肌の老化予防法といえば「紫外線ケア」です。

じつに肌老化の7割は、日焼けが原因となる「光老化」なのです。

長年日焼けしてきた人とそうでない人の肌は、年齢を重ねるごとに歴然とした差が生じていきます。

夏のバケーションでこんがりと小麦色に焼けた素肌は、健康的でカッコよく見えるかもしれません。

でも、これはほんのひとときのことです。

年齢を重ねたときには大差がついてしまうほど、日焼けは肌に大変な負担を与えるものです。

紫外線が与えた肌へのダメージは、着実に蓄積し、長い年月ののちに、シミやシワとなって現れます。

激しい日焼けをくり返したり、長いこと日に当たる機会が多かった人の皮膚は、キメが粗く、ザラザラした感触になります。

日光による老化は皮膚の表面のみならず、皮膚の内部でも進行し、深いシワやたるみが生じます。

一方、日に当たることが少なく、あまり日焼けをせずに過ごしてきた人は、肌の色が白いだけでなく、やわらかくしっとりとした肌が保たれています。

シワも比較的少なめで、すべすべしています。

もし、肌が紫外線の害を受けなかったら?

どのぐらい肌の若さは維持されているのでしょうか。

それはみなさんのからだでも確認することができます。

太ももの内側、腕の内側など、あまり外に露出していない部分の皮膚をごらんになってみてください。

なめらかでシミも目立たず、ハリのある肌ではありませんか?

日光を多く浴びている手の甲や顔の皮膚と比べて、みずみずしく美しい肌を保っているはずです。

これらの部位は、日に当たることがあまりありません。

この皮膚の状態が、生理学的な肌老化の進行程度を現しています。

現代の医学では、生理学的な老化を食い止める、確実な方法はありませんが、幸いなことに紫外線に関しては、工夫と努力次第でかなりカットすることができます。

肌のウエルエイジングを考えるならば、「紫外線ケア」を何より一番の優先事項におくのが正しいスキンケアなのです。

「日焼け」は紫外線による急性皮症状

太陽の光は、地球上の生命のいとなみや自然環境に多大なる恩恵をもたらしています。

わたしたちが昼間こうして活動できるのも、食物を得られるのも、骨がしっかりしているのも「お日様」のおかげです。

しかし、同時に、太陽は人間にとって有害な面もある紫外線をもたらしています。

なぜ、紫外線が有害かというと、第一に紫外線は日焼け(日光皮膚炎)というダメージを皮膚に与えるからです。

誰でも一度は日焼けを経験したことがあると思います。

強い日差しに肌がさらされると、半日ほどして皮膚は赤くなり、ひどい場合は水ぶくれになってしまいます。

この反応をサンバーンといい、1~2日間ほどつづきます。

2日くらいすると肌はだんだん褐色へと変わっていきます。

これをサンタンといっています。

日焼けは皮膚科の病名としては、「日光皮膚炎」といいますが、赤いサンバーンと、それにつづいて起こる、褐色のサンタンの2段階があるわけです。

人によっては、赤くなるだけで褐色にならない、あるいは、赤くならないですぐ褐色になるという人がいます。

これは生まれもったスキンタイプによる違いです。